2009-07-31

なつかしいブラックベリー

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近所の方からこの地域で採れたブラックベリーをいただきました。
ブラックベリーを見ると、オーストラリアで過ごした小学生時代を思い出します。家族で森へ乗馬にいくとまわりにはたくさんのブラックベリーがなっていました。すっぱいベリーは子供の頃の味です。

それはさておき、このブラックベリーは本当にすっぱい。とてもそのままでは食べれないので、ジャムを作りました。ブラックベリーの重量の半分の砂糖とレモンの絞り汁をかけて数時間冷蔵庫で寝かせます。あとは弱火で30分くらい煮詰めるだけ・・・でも、やっぱり、種が多い! 少し種があった方がかわいいとも思ったのですが、やっぱり舌触りが悪いので味噌こしでこしました。少しゆるめに作ったので、アイスやヨーグルトに馴染みます。あと、水やサイダーに入れて冷やして飲むとアセロラドリンクみたいで、夏にぴったりな飲み物になります!

2009-07-29

あじさいのリサイクル・リース

------------------------------------------------------------------------------ 以前に紹介した紫陽花がドライフラワーになりました。折角なので、リースを作る事にしました。
ドライフラワーは時間が経つと色が抜けたりするので、私としては数週間、楽しめればいいな~と思っています。(売っているドライフラワーは色づけしているので色が抜けることはありません!)発砲スチロールでできたベースも手芸店で売っています・・・「でも買うほどでもないな・・・」と自分で作る事にしました。 買ったら650円。

針金で円をつくって、それに緩衝材のプチプチをぐるぐる巻いて、その上に形を整えながら新聞紙をさらに巻いていきます。その際、使用するのはセロテープのみ。あっという間に、ベースが完成!最後に花の間から新聞が見えないように布を巻いておきます。ホットグルーでドライになった紫陽花を隙間なくペタペタと張っていきます。

プチプチとドライフラワーで出来ているので、とても軽い!糸でかけるところをつけたけれど、それでは不安定なので、両面テープでマンションのドアにペタッ。軽いから簡単に止まります。

色々なリースがありますが、私はこのような一種類で作ったリースも洗練されていて好きです。色がある間、楽しみたいと思います。

2009-07-27

低い位置において上から見る

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ダイニングテーブルに置くアレンジメントは横から見て、きれいに見えるようにしますが、ソファーテーブルや低い位置に置く花は上から見ることが多いので、平たくアレンジするのも、素敵です。花材は何でもいいですが、面を持つ花、ガーベラとかひまわりとか使うとその花の特製が活かせると思います。

ひまわりを使って作ってみました。色々な緑を入れる事によって花が平たくても全体としてこんもりとします。ひまわりとの組み合わせで赤い実のヒペリカムと緑がよく使われていますが、ちょっと古臭い・・・黄色と緑だけの方が爽やかなかんじですね♪ ちなみに今回の器は白のサラダボールです。

2009-07-26

東京の自然-奥多摩

------------------------------------------------------------------------------ 梅雨明けしたのにここのところ雨が続いていたので、週末は家で過ごす事を覚悟していました。ところが、朝起きるとピーカン!「これは家にいるのは勿体無い!」ということで、急遽、奥多摩へウォーキングに行ってきました。

青梅線の終点が奥多摩ですが、その手前の「古里」というところで降ります。渓流沿いや貯水池を通りながら、奥多摩の駅まで歩くコースがあります。3時間ちょっとのいい運動です。渓流の音って聞いているだけで、癒されます。暑い日だったので、水が気持ちよかった!
今度は車で近くまできて、河原でのんびりするのもいいかも(^^)

それにしても、この貯水池の色は幻想的ですね。翡翠色・・・
・・・・一応、ここも東京都です(笑)

2009-07-24

華道- Simple is the best!

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作品を作る時、ごちゃごちゃ色々なものを突っ込むと全然、美しくなかったりします。
大抵、シンプルな方が洗練して見えるものです。

友人と話していたのですが、20代のころは、「バックがほしい、あれをやりたい、あそこへ行きたい」とWant, Want・・・でも30才が近くなると「これって必要?!」と取捨選択が始まっていく・・・と。年と共に本当に大切なものが見えてきて、人として、洗練されていくような気がします。

先日、鎌倉の円覚寺にこんな言葉が飾れていました。仏教と華道はやっぱりどこかで通じているんですね。
「何が一番いいか。身軽なのが一番いい。夏の風のようにさらさらと」(坂村真民全集より)

*写真-鎌倉明月院庭園

2009-07-21

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横浜郊外に亡き祖母の部屋があります。海に面しているのでとても気持ちがいい。のんびりしたい時や鎌倉にいく時などに利用します。この週末もこちらの家に滞在しました。

現在、鎌倉の鶴岡八幡宮の池一面、蓮が咲いていて本当にきれいです。蓮は仏教の世界では、極楽浄土の象徴の花。本当に極楽にいる気分。なぜだか囲まれているとほっとします。

・・・一方で、蓮はいけばなをする身としては、扱いが難しいとされる花材。水を多く必要とし、水が下がるとあっという間に葉っぱが丸まってしまいます。

水を注入するには特殊水鉄砲を使います。蓮の葉を逆さに持ち、切り口を上に向け、水を入れます・・・がそうすると真ん中から水が吹き出てきてしまいます!なので、葉の真ん中を指で押さえてから注水します。そうすると、葉脈に水が入って先から水滴がぽたぽたと落ちてくるんです。水の代わりに煙草をつけた水、渋柿、番茶を入れると花持ちが良くなります。 (煙草は葉が茶色になる可能性があるのでご注意を!)

綺麗な写真がないのが残念ですが、お寺などにいける時の生け方が一般的と言われています。草月流では基本的に立葉3枚、蕾2本、巻葉は花の数と同じだけの2枚。ちなみに立葉の1枚は必ず、根じめとして、正面に直角に立てなくてはいけないという決まりがあります。もちろん、自由に生けてもいいんですけどね。しかも4-5時間で水は下がります。はかないね。

蓮の生け方は教養として知っておきたいけど、今回、一面の蓮池を目の前にして、やっぱり、生息している姿一番素敵と思いました。

2009-07-20

バラの復活方法

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バラのコサージュは一日使用するとしんなり・・・そうでなくても、急に水揚げが悪くなってしんなりすることがあると思います。
寿命や枯れてしまったバラはどうすることもできないけど、水が切れた場合は何とかなる。逆さにして、溜めた水に入れて、涼しいところか、冷蔵庫に入れて一晩。これはオランダ式の荒療法なのかもしれませんが、バラは復活します!

持ち帰ったコサージュがぐったりしていました。この荒療法をした後、お皿に入れて、数日、バラを楽しむことができました。

2009-07-16

「花育」-子供とお花

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「食育」をネットで調べてみると「自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組み」という定義がありました。お花でも同じような取り組みができないか・・・という事で「花育」という活動があります。花の仲卸で、働いているTさんが、東大井児童センターで、活動しているというので、お手伝い兼見学をしてきました。

学童センターという所に入る事自体、初めてだったのですが、「子供の放課後の遊び場」で、毎日、色んなイベント、習い事ができます。「花育」はその1つで、月に1回開催されます。1回500円。幼稚園~小学校4年生まで約50人が参加しました。クラスは3回に分かれています。
今回は、ペットボトルに穴を開け、花止めに針金を入れます。そこにひまわりとハーブを生けます。作成前には、ひまわりについてのレクチャーがあります。一言にひまわりと言っても色々な品種があることを勉強しました。ハーブはにおいを嗅いで、植物には色々な香りがあることを体験します。

好きな花材を5本ずつ取ることになっています。緑をいっぱい入れる子もいれば、ひまわりばっかりにする子もいます。お稽古ごととして確立するかは、難しいところですが、子供にとって、とてもよい体験学習だと思いました。こういう活動から、「花を美しいと思える心が育つ」と思います。

それにしても、大騒ぎだし、4年生くらいになると生意気だし、パワーがいるわ。Tさんに脱帽です・・・(^^;;

2009-07-13

狭い家に大きな花

----------------------------------------------------------------------------- 色々な種類の花と枝ものが手元に・・・狭い家にこれらを点在させて飾ると、ともするとジャングルのようになってしまいます。 ここは、勇気を持って全部花瓶に入れて大きなアレンジに。

高さ1メートル、幅70センチくらいになってしまったけど、さ~てどこに飾るかが問題!?

オランダのアトリエでバイトをしていた時にオーナーが家に生けこみに行っていました。すごい大きい花瓶を持っていくから「どんなに大きな家?!」と言ったら、「大きくない家だから大きな花を飾る・・・っていうのも有りなんだよ。」と言っていました。家具は高くしてしまうと圧迫感があります。でも、置物をすべて小さなものにしてしまうと、空間は余計狭く見えてしまいます。

だから、リビングの中心に椅子を置いて、その上にど~んと飾ることにしました。 大きなスペースをとっているはずなのに、部屋がすっきりして見えます。

・・・・・・視覚はおもしろいものです

2009-07-09

華道- 無駄を捨てる勇気

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花の茎は長いほど、値段が高い・・・誰もが知っていること。
例えば、バラの茎が長いと、どうしても、長いまま使いたくなります。だって、切ることはその値段の価値を捨てることとも言えるから。

いけばなをしていると、「茎を短くして作品の根元に挿した方がバランスがいいな~」と思うことがあります。 でも、切る勇気がなくて、無理をして使ってしまうことがあります。そうすると、結果として、作品全体のバランスが悪くなるんです。

一般的に価値があると思うものでも、自分にとっていらないものはいらない。
贅沢をしてはいけないわけではなくて、自分なりの価値を持って、いらないものは捨てる勇気って必要。その方が、バランスよく生きれるってことかな?

2009-07-08

虹色の花- あじさい

------------------------------------------------------------------------------ 梅雨には色とりどりの紫陽花が本当によく似合います。

紫陽花は一般的に土壌が酸性だと青色で、中性、アルカリ性だと赤色が強く出ると言われていますが、実際、色が変わる要因は、phだけではなくて、品種でも差があるし、アントシアニンやアルミニウムイオンの量、開花時期の状況などもあるので、一言でいうのは難しいらしいです。

6月の紫陽花は発色がいいですが、7月に入ると色あせたり、色が変わるものもあります。青のものが緑になったり、青のものがピンクになったり・・・・だから「七変化」とも言われます。この時期の紫陽花は光や一緒に生ける花によっても色が違って見えるので、何にでも溶け込むかんじがします。

・・・・・私はこの不思議な色を美しいと思います。

2009-07-06

虹のしっぽ

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ハワイ島報告の追伸みたいなものですが、「虹の両端はどうなっているんだろう?」と思ったことありませんか? 子供の時から、疑問に思っていたのですが、今回、ハワイ島を車で走っている時、見たんです!虹の両端を!

虹ってちゃんと地上から伸びてくるんですね。その地上が町だと、赤い部分、黄色い部分、緑の部分、青い部分…etc.に埋もれている家があります。ホント、感激しました!!

2009-07-04

トロピカルな花

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ハワイ島でステイしたホテルのガーデンや内装には多くの花が使われていました。エキゾチックな素材は使いにくい気がしますが、基本的に、自然の中で一緒に生息している植物を一緒にアレンジすると素敵になります。南国の花たちが「今、バケーション中~!」とさらにテンションを上げてくれました(^^)
(Arrangement by Fermont Orchard Hawaii)

2009-07-02

大自然を満喫-ハワイ島

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ハワイ島に行ってきました!目的は大自然を楽しむ事。

火山の島-ハワイ島は、四国の約半分の大きさがあります。ホテルなどリゾートは島の西側にあり、火山などは年間3分の2は雨が降る東側にあります。ハワイ島は海、火山、熱帯雨林、牧場と色々な楽しみ方でできる島です。レンタカーで走っていても景色がコロコロと変わります。

ホテルからレンタカーで3時間をかけて、第一の目的地キラウエア火山へ。周辺にはいくつものトレッキングコースがあり、私達も古い火口へ降りるトレッキングしました。溶岩が通った後を見るとその凄まじさが伝わってきます。ハワイ島の火山は今でも活動中で溶岩が海へと流れ込んでいます。(左下写真は資料です)3年ほど前までは溶岩が流れている近くまでいけたそうですが、観光客が溶岩へ溶け落ちる事故が発生した為、今では立ち入り禁止区域になってしまいました。ですから、対岸の溶岩公園からその様子を見ることになります。夕日が沈むと海に落ちる溶岩が赤く浮き上がって見えます。対岸で暗くなるのをじっと待つのも何となく心地いい時間です。

第二の目的、マウナ・ケア山頂のサンセット&星見はレンタカー保証外の道を通っていかなくてはならない為、ツアーに参加しました。心がけが良かったのか当日は、ガイドもびっくりするくらいの晴天!午後から日没7時に合わせて、マウナ・ケアへ向かいます。マウナ・ケアは標高4250メートルです。なだらかなので、そんなに高そうには見えないのですが・・・そんなわけで、山頂まで車で上がって行けます。山頂には各国の天文台があり、日本のすばる天文台もあります。夕日に照らされる天文台の姿は、「宇宙の近くにいるのかも!?」と錯覚に陥りそうになるくらい幻想的な景色です。星も空から零れ落ちるようで美しかったです。

海はメインではなかったのですが、滞在したホテルのビーチからシュノーケリングをしに海に入ったところ、亀に遭遇!亀や熱帯魚と一緒に泳ぎました。海の一部になった気分でした。

天候に恵まれた素晴らしい4泊6日の旅。自然が好きな人にはお勧めの旅先です。