2009-06-30

おいしい披露宴-ラ・ロシェル

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銀行時代の同期の結婚式に参列してきました。彼女は私より一足先に銀行をやめ、農大に入学し直しました。それも30歳手前にしてセンター試験を受けるところから・・・彼女は超のつくほどの健康オタクで、そのオタク道を極める為に、農大で栄養学を学んでいます。私がオランダの農大に花の勉強をしに行く勇気をもらった同期です。当時、「お互いに幸せへの道に遠回りしているようだけど、ちゃんと幸せになろうね」と誓っていました。

食にこだわる彼女だけあって、披露宴は料理の鉄人坂井宏行シェフのお店ラ・ロシェル・・・。ここでの披露宴に出席するのは2度目だけど、味は御墨付きなので楽しみにしていました。盛り付け、色合いも美しく、ワインもお料理も本当に美味しい!お米も古米だったりと健康に対する気遣いも感じられます。

色々な意味で、幸せなひと時でした。

2009-06-25

華道- 意味のないものに意味がある

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海外のアレンジメントと日本のいけばなの違い・・・行き着くところは一緒なのですが、一般的にいうと「間の取り方」ではないでしょうか?

アメリカに住んでいたころ、何かを聞かれて「I don't know」と連発する私に「Yes、 No、どっちなの?」と詰め寄るアメリカ人・・・「I don't know」という言葉は決して、空っぽではない。「Yes」、「No」では片付けられない色々な思いがある。そのことが感覚的には伝わらない・・・。とてももどかしい・・・・。

いけばなでは、とても少ない花で飾ることもあります。そうすると、それが何故、芸術なのか分からないこともあると思います。それは花だけをみているから。見える花をみては全体が見えないのです。花と花の間も作品。

一見、何も見えない空間も、意味がちゃんとあるんです。「I don't know」にきちんと意味があるように・・・・。

2009-06-24

パイナップル・アレンジ その②

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今度は縦長なアレンジメント。パイナップルには黄色がよく似合います。こちらの方が馴染みのある雰囲気のアレンジですね。

2009-06-21

パイナップル・アレンジ

------------------------------------------------------------------------------ 観賞用のパイナップルが花屋に出ていると思いますが、これ、なかなか使用するのが難しい・・・・ 茎が長いので、花束にも使えるけど、実の部分が重いので、バランスが取りづらい・・・

本来のパイナップルの用途に似せると大体、バランスが良くなります。私は思い切って、短く切ってアレンジメントに入れて、ダイニングテーブルに合うアレンジメントにしました。丁度、フルーツバスケットが置いてあるようなイメージで。

アレンジの入っている器は実はどんぶり!中に入っているダークなタンポポみたいに見えるのは、ガーベラの真ん中の部分です。ガーベラの花弁のしおれた部分を取ってリサイクル。私がよく使う業で今後も出てくると思います。個人的には、こういうオーガニック&シックなアレンジが好きです。マニアックですけど(^^;;





山形の食材を使ったレストラン

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私は知らなかったのですが、銀座でちょっと話題の山形の食材を使ったレストランSan Dan Deloへランチに行ってきました。山形アンテナショップの2階にあり、山形庄内にある「アル・ケッチァーノ」の奥田シェフがプロデュースしたお店とやら。4月にオープンしたばかりで、以前、行こうとしたら、いっぱいで入れなかったのでリベンジです。

3300円のコースを食べました。野菜スティック&カリフラワーのソース、カルパッチョ、パスタ、デザート&コーヒー。 こだわった食材と健康を考えたメニューです。

最近、食の健康と安心安全が持てはやされ過ぎている気がします。 素材にこだわっている事を強調し、手を加えず、量も少なめ・・・ ヨーロッパでは、ちょっといいレストランだったら、オーガニックの野菜をたっぷりと楽しめます。レストランが、安心できる食材を使うのは、当たり前のこと!おいしいものでお腹が満たされてこそ、幸せ気分♪

お口直しに炒った庄内発芽玄米に月山の水を温めたものをかける・・・というものが出ました。(写真参照)うんちくを聞いても、やっぱりお湯と玄米でした・・・(^^;;

とりあえず、友人とのおしゃべりとリベンジしたことに満足したのでした。

2009-06-18

いけばなと華道

------------------------------------------------------------------------------ いけばなのお稽古は一生もの・・・と思って月に一回でもいいから行こうと心がけています。私の師匠はいけばなの先生には珍しく男性で、恐らく85歳くらいだと思います。最近、年齢を追えなくなりました・・・(--;; 今も草月本部の講師として現役で活躍しています。以前よりお稽古を開催する日は減りましたが、お元気な限り頑張っていただきたいと思っています。不思議な魅力のある方で、草月で活躍している友人にも「あの先生にどんなパワーがあって、どんどん生徒さんが集まるの?」って言われたくらい。お稽古にいく時は、なんとなく先生を拝みにいくようなところもあります。

私が10年以上も続けてこれた理由は・・・・草月流は、いけばなの中でも自由な流派です。その中で、先生はオブジェを得意としていて、私もどちらかというと理解しにくいものを作る事が好きだから。もう1つは、先生の人柄と花を通して人生哲学を話されるそのスタイルにあります。

いけばなを教える教室は沢山あるけれど、「華道」を教えてくれる教室は少ないのではないでは?

よく海外にいると「あなたの宗教は?」と聞かれるけれど、正直、「ない・・・」。毎週、教会にいって説教を聞く事もない国、日本・・・・華道をする時間は、座禅を組んでいるみたいな気持ちになります。作品がその日の精神状態を表現するので、自分の事もよく分かります。そして、先生の花哲学が、人生のヒントになることもあります。説法みたい・・・・その話はオリジナルのものから有名な故人のものまでと様々。

時々、「華道」を紹介していきたいと思います。私の言葉は先生の影響が多くありつつも私の解釈ですので悪しからず(^^;;

2009-06-16

散歩途中に・・・・

------------------------------------------------------------------------------ 家のそばには大きな公園と自転車道があります。その自転車道の脇にはまだまだ畑が多くあります。
畑は露店を出していて、旬の野菜を100~200円で提供してくれます。花も仏花になるような菊は出ている事がありますが、私がほしいと思うような花はなかなか出てきません。

ある週末、暇を持て余し不機嫌な私。そんな私を見かねて、夫が「散歩に連れ出さないと・・・」と重い腰をあげ、散歩に出る事になりました。まるで飼い犬のよう・・・・(^^;;
・・・が散歩中、私のアンテナがビビッ!! 綺麗なピンクのユリを露店で見つけました。3本で200円! しかも色がいい!

早速、家に帰って、キッチンに飾りました。オープンキッチンなので、華やかなユリがよく映えます。お蔭様ですっかりご機嫌に。単純な・・・。

全ての蕾は開き、鮮度が良かった為、10日間も楽しむことができました。

2009-06-13

トルコキキョウの雑学

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たまたま、今日の日経にトルコキキョウのことが載っていました。タイムリーなので、さらなるマメ知識を。

名前からして、トルコ原産のキキョウと思ってしまいますが、実は北米原産のリンドウ科なんですって。知りませんでした・・・名前の由来は「トルコ人のつけるターバンに似ている」とか、「キキョウに色や形が似ている」など、色んな説があるそうです。個人的には、ターバンにもキキョウにも似てないと思うけど!?

日本にやってきたのは、昭和初期で現在、国内で売られているものはほとんどが国産。産地を変えながら1年中出回ります。ピークは初夏の今!品種は約500種あると言われています。
トルコキキョウは新たな品種がどんどん発表されます。ピンク、白、黄色、紫など、豊かな色のバラエティーも魅力です。

(色字は日本経済新聞夕刊 6/13より引用)                      

2009-06-12

トルコキキョウの力

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友人が遊びにくるということでテーブルをアレンジすることにしました。
品質がよいトルコキキョウが大特価の5本390円・・・・即効、トルコキキョウを使用することに決定!

日本のトルコキキョウは本当に色々な色や品種があります。八重咲きのものも多く出ていて、とても華やかにみえます・・・・しかし、トルコキキョウの枝ぶりはヒョロヒョロしているから、多く購入するか他のものと混ぜて大きなアレンジにしないと、不安定に見えてしまいます。普通の家庭でそんな大量に花を買うことはないですよね。

短く切ってまとめれば、ボリュームアップ。葉を残して茎を同じ長さに切ります。そうすれば、さらにボリュームアップ。緑が投入されるととても爽やかに見えます。同じをモノを3つ作ってキャンドルと共にテーブルを飾りました。
ワインが美味しく飲めそうです。

2009-06-08

緑が美しいリストランテ大澤

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東京の小金井にある旧家レストラン-リストランテ大澤へ行ってきました。日本庭園が青々して美しいレストランです。

東京はグルメな町で、本当に素晴らしいレストランが多くあります。ただし、私がどうしても物足りないと思うのは雰囲気です。取ってつけたような洋館や、造花やニセモノの装飾・・・とても残念だと感じます。その点、室町時代から続く大澤家の屋敷を改装したリストランテ大澤は雰囲気がとてもいい。
ヨーロッパに住んで改めて古いものに対して愛情を持つようになりました。

大きな蔵と温かいランプが入り口で迎えてくれます。庭を通ってレストランへ。


内装は大正ロマンのインテリア。食事はイタリアン。過剰なサービスはなく、落ち着いてよい時間を過ごせるレストランです。



2009-06-03

芍薬をもみもみ

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立てば芍薬、座ればボタン・・・・なんて言われるほど、エレガントな花、芍薬。5月末ごろから店頭に並びます。

1輪で華やかな花。この時期、必ず買いたいアイタムです。芍薬はヨーロッパでも大人気で、私が働いていた花屋で最も高い値だった花です。大輪バラが1ユーロなら、芍薬は1.50ユーロくらいです。それが、日本では、他の花に比べて比較的、お手ごろの価格。210円くらいで買えるのではないでしょうか?

ただし、フリルのような薄い花弁・・・花は3-4日くらいしか持ちません。美人薄命ってところでしょうか?!
時々、蕾が固くてなかなか開かないということもあるかもしれません。そんな時は、蜜がついていたら拭いて、指先で蕾をもみもみして開花を助けてあげれば、翌日には綺麗に咲きます。